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杉並家族会 会長メッセージ

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杉並家族会 会長のメッセージ

ご挨拶

私が精神の病気を持つ娘の母として杉並家族会に入会したのは、もう40年近い昔になります。

当時、家族会の会員数は多くはなかったですが、先輩の会長はじめ皆さんが、今日ほど社会の理解が進んでいない中、精神障害者を取り巻く環境の改善を目指してさまざま手を尽くし、よく頑張っておいでだったのを覚えています。

その頃は、家族会自体が立ち上げた「あおば作業所」の運営も行っており、家族会員であると同時に娘・息子たちは「あおば作業所」に通っていました。
会員の私たち親もおのずと作業所の手伝いをしながら、通所メンバーの皆さんと一緒に活動していたことが懐かしく思い出されます。
アットホームで小さな集まりでしたので、当時は作業所の職員だけでなく地域保健所の保健師さんたちも、積極的に家族会の例会に参加してくださっていました。

あれから40年の月日を数え、現在、家族会は杉並区の方たちを中心に他区のご家族も含めて100名を超える会員が集って、活動の幅も広がってまいりました。

病で孤立しがちな皆さまの力になれることを願い幹事一同努力しておりますが、一般会員の方たちも必要に応じて運営その他に参加協力してくださっているのは嬉しい限りです。
精神障害を持つ家族の立場での要望は毎年区へ提出していますし、区内に約15ほどある他の障害者団体のみな様とも協力しての要望活動も行い、障害者にとってより良い社会になるための大切な一つの活動となっています。

3年前(2018年)には50周年記念式典を行い、ますます家族会の活動内容も充実してまいりました。
半世紀前に先輩たちが作ってくれた杉並家族会が、今後も精神障害を持つご本人と家族にとってより良い日々になることを願いながら、私たちは歩み続けたいと思っています。

杉並家族会 会長
山本 裕子