杉並家族会 会長のメッセージ
ご挨拶
息子が精神の病気を発症した当初、病院に繋がっていたものの「つらい状態でいる息子をどうすれば良いのか」と悩み「これからは親が病気の事を勉強していかなければいけない」と考えました。そこで家族会を探して訪ねたのが、私の杉並家族会との最初の出会いになりました。先輩の方がにこにこして温かく迎えて下さったこと等、今でもその時の事を良く覚えています。
それから10年以上の歳月か流れました。色んなことがありましたけれど、現在の息子は明るく毎日を過ごしています。これも家族会に入会したお陰だと感謝しております。講演会、勉強会に参加しみなさんのお話を聞いて過ごす日々。知らない間に私の気持ちが変わって来ました。病気を受け入れ、息子の事を隠さずにいられる様になった・・・これで何と気持ちが楽になった事でしょうか!
いろんな種類の情報も得られ、沢山の良い方との出逢いがありました。今となっては私の財産となっています。
創立されてから56年経った杉並家族会は現在会員数110名です。諸先輩のみなさんが頑張って下さったおかげで、現在は、年に4〜5回専門の先生をお迎えしての講演会と10回ほどの勉強会(顧問の精神科の先生も2〜3ヶ月に1回来て頂いています)、親子・友だちとの自由な時間のお楽しみ会、毎週1回の電話相談室、毎月の会報紙の発行など活動を続けています。
精神の病の事を一人でも多くの方に理解して頂き、みんなで一歩一歩良い方向に向かって進んで行けますように頑張っていこうと思っております。
杉並家族会 会長
大嶽 由起子